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中華人民共和国建国の歴史①

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中華人民共和国・・・中国は2021年の現在、GDP世界第2位の経済大国。
BATH(バス)・・・バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイと呼ばれる革新的な世界有数のIT企業を生み出す。

今後はアメリカの時代ではなく、中国の時代が来るとまで言われることもある画期的な成長を遂げた国。

この結果だけを見てみれば、素晴らしい。

ただ、いまだに選挙はなく、言論の自由もない、共産党一党独裁の国。

大半の先進国、民主国家が歩んできた道とは違う道を歩み、豊かになった国。

考える程に謎めいた国、中国の建国の歴史から学べることは多くあると思う。

てっ訳で、少し前から解説開始・・・

細かいとこは、すっ飛ばすけど、「清」から始めるね!!!
「前過ぎやろ」って思うけど、ここは重要なのよ。

長~い中国の歴史には数多くの王朝が栄えては消えていったけど、現在、中国の人口14億人の90%を占めるのは前に勉強した「漢民族」

そして漢民族以外が中国全土を支配したことは2回。
たった2回でも漢民族にとっては屈辱の2回。「征服王朝」なんて呼んでるのさ。

1回目は「元」。モンゴル族の国。
日本にも2回攻めてきてる「元寇」(げんこう)は有名でしょ。

そして2回目が「清」。満州族の国。

何と30万人~60万人しかいなかった満州族が、当時2億人いた漢民族を支配するって・・・
画期的でしょ!!!どうやったんやって感じでしょ。

西暦1600年代まで来ると人類は少しは学習してくるね。
武力や差別的政策で押さえつけよったって、長続きしないことは歴史が証明してるよね。
ちなみに清建国時、日本は江戸時代、徳川3代将軍の家光の時代ね。

まあ武力っていっても60万人 VS 2億人では勝負にならんけど・・・

じゃあ、上手な統治が必要やよね。
反乱起こされたら一溜りもないから・・・

一番の政策は「満漢併用制」
重要な役人のポストには満州族と漢民族を同数任命する制度。

これ凄いと思う。これが出来たことが凄い。
普通は政治的要職は自民族で固めたいでしょ。

たとえ支配されてるとはいえ、漢民族も居ごこち良かったら「まあ、ええか」ってなるよね。
清は約280年続くんさ。これが見事!!!

ただこの時代はイギリス、フランスをはじめとするヨーロッパ列強がアジアを植民地にしようと進出していた時代・・・

この他国との外交や戦争によって清の国力と漢民族への求心力は失われていくんさな。切ないね。

国は国民の居心地のよさ、満足度だけでは成り立たないのが現実。
これは令和の世でも同じと思う。

少し平和ボケした日本人に、声を大きくして言いたいね。
戦争が悲惨でダメなことは百も承知やけど、喧嘩の弱い国は攻めらたらどうすんの?
倫理観をもって武力や経済等色々な意味で「自国は自国で守らねば」!!!

清の国力を弱らせた諸外国との戦争。
イギリスとの「アヘン戦争」「アロー戦争」、我が日本との「日清戦争」等々・・・

経緯や内容については割愛するけど、清が弱ってきてヨーロッパの半植民地のような状態になった時に、有名な「孫文(そんぶん)」が出てきて清は滅亡。

清国の滅亡により、秦の時代から約2000年続いた「皇帝」の時代が終わるんさ。
その最後の皇帝が日本で映画化された「ラストエンペラー」(宣統帝溥儀(せんとうていふぎ)

ここから近代化し再度、漢民族の国として出発するわけやけど。
まだ中華人民共和国はできない。

ここから中国国内の内戦の時代、ここが分岐点。

中国が社会主義へいくか、民主化するのか・・・

続きは次回ね。

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