中華人民共和国建国の歴史②

清滅亡は辛亥革命で革命軍に制圧されたことが最終章やけど、そこまで行く前が大事でね。
「近代化の遅れ」・・・これが最大の原因って思ってる。

とにかく産業革命で先進的な技術をもったヨーロッパ諸国にボコボコにやられる。

何と遅れに遅れて発展してきた「日本」にも「日清戦争」で圧倒される・・・

「富国強兵」って習ったよね。
この頃の日本は「強くあらねば滅びる」って意識は強かったのにね。

まあその思考の暴走が「太平洋戦争」に向かうんやけど。
そこで負けたら極端やよね・・・

アメリカ（ジャイアン）に逆らわず逆らえず、日本（スネ夫）は言いなり。
弱小国（のび太）への内政干渉や理不尽な攻撃にも「賛同」以外の選択肢なし・・・
・・・だからアメリカさん、「守ってね」中国や北朝鮮のミサイルから。他の核保有国の核弾頭から。

このままでいいのか日本人。

おっとっと！！！話題がズレまくったね。ごめんなさいm(__)m。

「時を戻そう」

辛亥革命で「中華民国」が設立。
「満州駆逐」と「中華回復」がスローガン。

満州族に長いこと支配されてたから、結構気を使ってくれてた満州族に対しても「駆逐」って・・・
ここで漢民族の団結が強まる。それは習近平時代の現在でも。

そして「国力の強化」が中華回復ってこと。
外国に喧嘩で負けないようにって国民が願ったと思う。
他民族にも外国にも支配されたくないって心の叫びが聞こえるようやね！！

ここから「時を飛ばそう」

中華民国建国の1912年から第二次世界大戦終了の1945年までね～30年ちょい

日本は日中戦争と、アメリカ相手の太平洋戦争を同時進行してたから、日本が降伏した段階で中国も戦勝国・・・

国連の常任理事国にまでなってまう・・・なんでやねんって感じ。

で、日中戦争中は中国の仲の悪い2つの政党「国民党」と「共産党」が「国共合作」って協力して戦ってたんやけど、共通の敵がいなくなると再び「内戦」モード！！！

歴史的にみても「共通の敵」って大事やね。団結するのにこれほど便利なものはない！！！
多くの人達が意図的に利用してきた。
他民族であったり他宗教であったり、革命の時は権力者であったりね。

日本という共通の敵がなくなったことが、内戦を引き起こし、中国最大クラスの分岐点となる。

アメリカ派の国民党とソ連派の共産党の内戦。

これね。結果はご存じの通り「共産党」の勝利。

あのデカいソ連の真下に共産主義国家の子分ができる。ソ連にとってはしてやったり！！
ちなみにソ連ってのは、ざっくり今の「ロシア」。
共産主義の親玉。

蒋介石（しょうかいせき）率いる国民党の中華民国を追い出して、毛沢東（もうたくとう）率いる共産党が作った国家が現在の「中華人民共和国」

追い出された国民党は隣の島に逃走し別の国を作る。
それが「台湾」（たいわん）

台湾は民主国家として「選挙」も「言論の自由」もある国。アメリカの子分ではあるけどね。
でも現在も中国は「台湾も中国」と唱え続けてる・・・
確かに言えなくもないような・・・

共産党からしてみたら「負けたやつが国つくるな」って感じやろか！！

ここで「たられば」やけど・・・「国民党」勝ってたら・・・

今の中国が民主国家だったなら・・・世界は大きく違ったやろと想像してまう・・・

民主主義が人類の生み出した最高の制度かどうかは、何百年後かの歴史が教えてくれるもので、現時点は計測不能かな・・・と。ただ、独裁主義が淘汰されるのは人類の歴史が証明してる！！！

ここでいう独裁主義は広くとらえて、ナチス等のファシズム然り中世ヨーロッパの絶対王政然りと、国民が国家元首や第一党を「こいつらあかんで交代」って権利を有してないことね。

ナチスについては絶対学習せねばならんけど、ここでは1つだけ。
⇒ヒトラーは権力の座に就くまでは民主的手続きを経てるけどね。

「民主的手続き」ってのは選挙（多数決）ね。

中国の14億人の人口の90％は漢民族やけど、その1割に満たないのが現在約9,000万人の「中国共産党員」。そして前述したように共産党は事実上の一党独裁。

決して選挙で第一党になった訳ではないの。
国民に選ばれてない・・・

で、数々の国の権力者が衰退したような「賄賂」の国って言われてる。

1部の共産党員だけが「おいしい」。それと国民を言論統制してる。
2021年にして「言いたいことが言えない国」
書店に並ぶ本にも規制、点検が入る・・・
インターネットも共産党が管理してて、検索しても多分「民主化」って言葉は出てこない・・・
「民主化」に対する言論には超厳しい。勿論、反乱や反抗が起きないようにね。

共産党の利権を守る為なら逮捕も殺しもあり得るね。

「天安門事件」超有名な事件。ざっくり説明すると
⇒共産主義が嫌やって学生やら市民やらが北京（首都ね）の天安門に集まってデモしたの。
　それを共産党の機動隊が抑え込んだって事件。死傷者約10,000人。

今も香港でデモ起きてるのも民主化が絡んでる。・・・これ次回ね。

この国が一党独裁のままでこの先も存在できることはないと思う。
独裁国家が世界最先端のテクノロジーを持つことの世界平和への懸念もあるし・・・

ただ中国が民主化に向かう時・・・
どんなプロセスを踏むのか。めちゃくちゃ興味あるね。

何となく13億人の共産党員以外が、共産党を共通の敵とするしかないような。　

共産主義の親玉ソ連が崩壊してロシアになった時のような平和な革命であることを願うね。
外的要因であれ内的要因であれ、中国のテクノロジーを考えると、世界経済へのダメージは計り知れないからね。

ソ連とロシアについては別の機会にね。

次回は台湾、香港、自治区の問題からの中華人民共和国で。